▷ 4.技術
  • クリエイティブ・コモンズはDRM(デジタル著作権管理)と関係があるのですか?

    いいえ、私たちはクリエイティブ・コモンズの活動の技術的な側面をデジタル・ライツ・ディスクリプション(digital rights description:デジタル著作権解説)と呼んでいます。DRMが著作物の特定の使い方を防止したり利用者の権利を狭めたりするのに対して、私たちは逆に利用者の権利を保証しつつ著作物の特定な使い方の数々を奨励します。ソフトウェアに「あなたはこのファイルを変更してはいけません」と表示させるのではなく、CCライセンスはむしろ「著作者はこのファイルをあなたが変更することを認めますが、その代わりに著作者のクレジットを明記してください」と伝えたいのです。


    ツールが似ていても、私たちの目的は違います。私たちは多数あるDRMのフォーマットから一つを選ぶのを避けて、W3Cによって規定されている RDF/SMLフォーマットを採用しました。「これこれの規制を課していません」と言う代わりに私たちは「これこれの許可を保証します」と伝え、そうすることによって検索エンジンや他のアプリケーションが寛容なライセンスを付与された作品を簡単に見つけ出して分類してくれるのです。


    物理的なものに喩えると分かりやすいかもしれません。喩えて言えば、DRMは「進入禁止」という標識を立てています。私たちのライセンスをDRMを使って表現するのは、それらの標識を「進入許可」と書き換えていくことと同じぐらい意味がないでしょう。そうすることよりむしろ、私たちは「ようこそ! どうぞお入りください」という標識を、違ったニュアンスを表すために色々な色彩やデザインを使って作っているのです。


    私たちはライセンスの「エンフォースメント=執行」という役割を法律や社会規範、そして参加者の良心に任せています。私たちのツールの数々は規制の道具としてではなく、補助的な情報として機能するのです。私たちは著作権利者が自分の著作物に対する義務と自由について他の人々に教えられるようにお手伝いをして、また全員がインターネット上でクリエイティブな再利用ができる場所を見つけられるように応援したいのです。